マイナースポーツでも書き手が優秀であれば、その魅力は十二分に伝わります。
アメリカンフットボールは本場アメリカにおいて、最強のスポーツ。
観客動員数や興行収入はけた違いです。
冬になると、各地区はアメフトの話題で持ちきりになるほどです。
余談ですが、アメリカで運動が出来る子はアメフトに行き、その次に運動が出来る子がバスケや野球をするらしいです。
つまるところ、アメフトとは最高峰の才能が集まった最強の競技なのです。
そんなスポーツですが、日本ではマイナーとされます。
しかし、アイシールド21の登場によって多くの人の目に触れる機会があったのではないでしょうか。
そして、
なぜこんなに面白いスポーツが日本ではマイナーなんだ!?
と、疑問に思った人も多くいるでしょう。
胸が熱くなるような展開は多くの読者の心を躍らせたことだと思います。僕もその一人です。
この作品ですが、
天才型と凡人型
と大きくカテゴライズされ、天才の影で必死に努力する人が印象的です。
凡人の成長を描いた漫画であると感じます。
そんな作品において、今回、
総合的に見て強力な選手
を個人の主観で書きたいと思います。
最強選手の基準
- 精神力
- 肉体の強さ
- スピード
- 技能
これらのかみ合わせでよりレベルの高いプレーをしている選手は強力と言えます。
5位.鉄馬丈
ガンマンズの得点パターンの一つであり、早打ちで正確無比のキッドと組み合わさることで、チームの得点源を担います。
キッド曰く
パスコースを絶対に外れないレシーバーはそれだけでありがたい
とされますが、その通り、指定されたコースを寸分たがわず走り抜けるプレーは脅威です。
他チームからの評判も良く、蛭間、峨王、モンタなどから評価されています。
40ヤード走、5秒0。ベンチプレス120という恵まれた身体能力を持ちます。
4位.赤羽隼人
スパイダーズのエースであり、東京MVPに輝く実力もあります。
かなりのデータ通で、それを駆使したスパイダーポイズンは自分よりも巨大な敵を軽々と吹き飛ばします。
原理は
人間が力を入れるほんの一瞬、力を緩めるときがあり、そのタイミングで押すと簡単に相手を退けることが出来る
というものです。
こういった技があるため、「そこまでパワーは必要ない」と言える選手です。
しかし、高い身体能力を誇り、40ヤードは4,9。ベンチプレスは100キロ。
同じくデータ通の蛭間が唯一対抗できる選手ではありますが、
スパイダーポイズンを対処できても、身体能力の差で突破される。
という厄介な点がこの選手の強みです。
3位.金剛阿含
通称
100年に一人の天才
と呼ばれる、怪物プレーヤーです。
暴力的なまでの才能、と呼ばれる通り全く練習をせずとも、名門神龍寺ナーガでエースを張れるほどの超天才。
40ヤード、ベンチプレスともに数値は出ていませんが、作中の描写から4,5秒、ベンチ120~130キロ程度であると推測できます。
一巻の時点で
「高校最速は進清十郎の4,4秒」
という描写があったことから、4,4以上はあり得ない。それでも、セナに追いつくスピードある点。
パワーに関しても進が
「体の造りが自分と似通っている」
と発言していることを考慮してです。
神速のインパルス
恵まれた身体能力に加えて、「神速のインパルス」という技能を持ちます。
極められた反射神経は人間の限界に迫っており、あらゆるランや作戦を無効化することが出来ます。
また、無尽蔵ともいえるスタミナは両面出場をもろともしません。
加えて、セナがデスマーチで習得したデビルバットゴーストを一目見て習得するほど、卓越したセンスを持ちます。
阿含を破る方法
無敵の阿含を破る方法は作中で3つ紹介されています
一つは視界の外から抑え込むこと。神速のインパルスでも見えないものには対処できません。
二つ目に、阿含を超える超パワーで抑え込むこと。蛭間曰く
阿含、高見がブチ潰されて結局、白秋が決勝に上がっていた
といっていたので、全てを超越するパワーの前では厳しい戦いになると言えます。
三つ目に阿含につかまっても、強引に走り続けるということです。
これは大和猛が用いた戦術で、阿含自身もこれをされるとどうしようもないと考えられます。
2位.大和猛
本場アメリカのノートルダムでエースを誇った最強のプレーヤー。
高い身体能力、技術、スピードを誇り。それに加えて圧倒的なボディバランスを持ちます。
さらに高い身長もあるため、死角がない選手です。
特筆すべき武器はそのランであり、相手の選手に阻まれようとも
身体能力と気合いで押し切り、前進する
というごり押しを戦術を使います。
一見するとかなりシンプルと言えるランですが、シンプルがゆえに止めようがなく、そのプレイスタイルは
アメリカンフットボールの原点
とも呼ばれます。
その破壊的なランは帝王と呼ばれる実力も相まって
シーザーズチャージ
と称され、超天才の阿含でも止めることは不可能です。
また、前に倒れ込む加速と全身の筋力を総動員させることで一瞬だけ40ヤード、4秒2を超えることが可能です。
それによってセナでさえも抑え込むことが出来ます。
1位.進清十郎
本作の永遠のライバルであり、最強の身体能力を持つ選手です。
40ヤード4秒2、ベンチプレス140キロという怪物的な能力を持ちつつ、多少のヒントを得ただけでスキルを高めることが出来る吸収力と器用さを併せ持ちます。
蛭間曰く
コイツは人間じゃねえ
と呼ばれる選手であり、金剛阿含でさえも
あの槍を喰らったら俺でも立ってられねえ
と評価します。
また練習ではありますが、大和のシーザーズチャージを止めた実績を持ちます。
進が最強と思われる所以
個人的には大和、阿含、進が日本人選手の三強だと思います。
その中でも進が最強と思う理由は
単純に強い
、という一点にあります。
阿含には神速のインパルスがあります。
大和も進と互角に渡り合えるほどの身体能力があります。
それでも、
40ヤード4秒2。ベンチプレスを140キロ上げる。
と言う能力は他の何にも代えがたい能力であると同時に、進が最強であることを裏付けます。
阿含のランの突破も進なら力でねじ伏せることが出来るし、大和のシーザーズチャージは進ならば止めることが出来る。
逆に進が攻撃時になれば、阿含や大和もかなり手を焼くことだと思います。
進清十郎の馬力は、体重が160キロある栗田ですら持ち上げるほどですから、70キロや90キロそこそこの阿含、大和では止まりそうにないです。
それを踏まえて、最強格は進清十郎であると個人的には思います。
守備だけでなく、攻撃にも参加できますし。
番外編
海外も視野に入れて考えるとどうなるのか。
正直、
ランキングを一から作り直す必要があると思います。
作中でもアメリカ人と日本人のフィジカルさをテーマに語られる部分はありました。
「日本人はどれだけ頑張っても、海外の天才には勝てっこないだろう。」
と。
それを踏まえて以下の選手たちは、総合力において高い能力を発揮する選手たちです。
バッドフォーカー
ベンチプレス150キロ。40ヤード4,4という破格の身体能力を誇ります。
ポジションはレシーバー。
ボールの位置取りでは強力な身体能力で強引にボールを奪取する力を持ちます。
アメリカ最強のペンタグラムにおいて、もっともバランスの取れた選手です。
Mr.ドン
無敵のラインマン。
ベンチプレス200キロを誇る峨王ですら太刀打ちできない選手。
パワーに目が行くのですが、実のところ全ての能力が卓越しており、単行本によると
- パワーSS
- スピードA
- テクニックA
とのことで、まさしく「選ばれし者」を地でゆくフィジカルモンスターです。
まとめ
ということで、作中の選手で総合的に強い選手をまとめてみました。
アイシールド21という不朽の名作を思い出していただき、また読み返す機会になれれば幸いです。
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