人気を博す漫画、ワンピースですが、作中において立ちはだかる壁と言えば四皇でしょう。
グランドライン後半の海を縄張りとし、恐れられています。
また、四皇すべてが独自のカリスマ性を誇っており、多くの傘下を持つ海賊でもあります。
マリンフォードなどを見ればわかるように、ひとたび武器を取れば戦争が起きるとも言われ、そのたたずまいはまさしく海の皇帝です。
そんな四皇を支えるのは幹部の存在といっても良いでしょう。
四皇のトップは実力が拮抗しています。
そのため、海賊団として優位に立つにはトップ以降の船員がある程度強力でないと話にならないのです。
そういった中で、疑問に思うことは
四皇幹部で一番強いキャラクターって誰なんだ
ということ。
今回は、ワンピースファン歴10年の人間があらゆる目線で最強の幹部を考察していきます。
四皇幹部の存在
実質的に言えば、組織のナンバー2ということになります。
言ってみれば副船長ともいえる存在です。
四皇はカリスマですが、人間的に問題のある人が多いです。
だから、ナンバーツーがしっかりしていることが多くあり、面倒見のいい兄貴肌や、まとめ役なんかもいます。
当然、それに伴い実力も非常に高いです。
キャラクター紹介
- カタクリ
- キング
- マルコ
- ベンベックマン
- シリュウ?(黒ひげは未知数な部分が多いので、仮のナンバーツーとします)
カタクリ
モチモチの実を有する、パラミシアです。
強さの要因は2点あり、
- 鍛え上げられた覇気
- 覚醒した悪魔の実
この2つです。
特筆すべきは、
見聞色を鍛え過ぎたことで、少し先の未来を見ることが出来る
点。
これが攻防において最強の武器となります。
体を自在に変形することが出来るモチモチの実と親和性は抜群であり、相手の攻撃をまったく受けず
「生まれて一度も背中をついたことがない」
という、伝説を持ちます。
また、武装色の覇気も
上の段階がある
とルフィに語りかけるように、普通の猛者とは別格の強さを持つことが分かっています。
キング
古代種の実とされる、リュウリュウの実【プテラノドン】を有す能力者です。
炎を自在に操ることが出来るため、火災のキングと称されており、懸賞金は破格の13億を超えます。
(13億9000万ベリー)
卓越した飛行能力と戦闘能力により、威力偵察などを得意としている描写があり、自身の縄張りに入ってきた敵に対していち早く対処することが出来ます。
仕事が出来るキャラクターとしてカイドウに気に入られているフシがあり、ビッグマムに引き抜きされようものなら、本気で怒るほどに貴重な戦力として扱われています。
ちなみに、特別な種族の末裔です。
マルコ
組織のナンバーツーでありながら、船医を務めています。
マルコの能力は希少とされている、幻獣種であり、具体的にはトリトリの実【フェニックス】です。
その能力の真骨頂は回復にあり、
ダメージを与えても無効化される
と言う、幻獣種に恥じない強力なものとなっています。
攻撃というより、防御に偏った能力です。
この能力は味方の回復にも使え、能力の一つ、
再生の炎
は高い治癒能力を持ち、外的な傷を治すことに高い効果を持つようです。
攻撃面において優れていないとはいえ、覇気を要していることもあり、ロギア系にダメージを与えることが出来ることから、
海の強者を足止めするにはうってつけの役者です。
懸賞金は13億7400万ベリーと四皇幹部相当になっています。
ベンベックマン
作中で最もIQが高いとされる、狙撃手です。
戦闘描写はない物の、銃口を向けられた黄猿が
「おっとぉ、ベンベックマン~」
といいつつ、手を上げていることから
ロギア系にも効く覇気の弾丸
を扱えると考察できます。
作中において、
赤髪海賊団は幹部クラスも個々で名を上げている
というセリフがあることから、他の四皇幹部よりも一回り高い懸賞金をかけられていることが予想されます。
シャンクスが40億オーバーなので、その半分近い17億~18億懸けられていても、不思議ではないような気もします。
シリュウ
通称
雨のシリュウ
と呼ばれる、元インペルダウンの監獄長。
初登場時は無能力者でしたが、現在、スケスケの実の力を行使しています。
インペルダウンレベル6の猛者を震え上がらせるほどの実力を備え、黒ひげでさえも歯が立たなかったマゼランと同格として扱われていることから、その実力はそのほかの四皇幹部とそん色ないと言えるでしょう。
作中において強者との戦闘は無いのですが、いずれベールを脱ぐときは
姿を消す×強力な斬撃
もあり、厄介な敵となりそうです。
四皇幹部で誰が一番強いのか?
本題ですが、誰が一番強くなるのでしょうか。
仮に自分が船長となったと仮定して
強さといっても種類はいろいろあります。
ですが、結局は
海賊としての強さになります。
重視するのは
- 頭の良さ
- カリスマ性
- 強さ
- 柔軟性
上の点になりそうです。
仮にも海の覇者四皇の幹部です。
自分が船長になったと仮定しましょう。
ただ賢いだけではダメです。また、ただ強いだけでは部下をまとめられません。
また、癖のある能力ならばナンバーツーとしておくには不安になります。
臨機応変に対応し、船長をサポートしてこその副船長なのです。
と考えれば、求められるのは何といっても
総合力
ここになるはずです。
順位付け
先に結論を書けば、次の通りになると思っています。
- カタクリ
- ベンベックマン
- キング
- マルコ
- シリュウ
1位.カタクリ
個人的に最も優秀な四皇の幹部はカタクリだと思っています。
実力は申し分ないし、覇王色の覇気を有しており、カリスマ性も申し分ありません。
人の上に立つのですから、これぐらいの力は持っていてほしいものですが、それに関して言えばカタクリは問題ないでしょう。
また、頭もかなり良く、部下(兄弟姉妹)に対しては的確な指示を見せており、戦いにおける機転の利かせ方もピカイチです。
実際の例を挙げるなら
ルフィの攻撃を見切り、攻撃を模倣し、実力差を見せる。
という、無駄のない戦いを繰り広げているところも見受けられました。
2位.ベンベックマン
ベンベックマンは優れた頭脳を持っており、作中で最もIQが高いキャラクターであるとされています。
上に立っている人間が無能では、どんなに優秀な人材が集まっても意味がありません。
今部活をしていたり、社会で組織に属している人なら分かるはずです。
そういった意味において、ナンバーツーとして
頭が良い
というのは、大きな武器になるのです。
くわえて、個々の実力が高いとされる赤髪海賊団で副船長を務めるぐらいです。
相当な手練れであることは間違いないと思われます。
3位.キング
百獣の海賊団のナンバーツーとして、それに恥じない実力を持っています。
プテラノドンと元来が持っている炎を自在に操る能力のかみ合わせは非常に良く、上空から多くの敵を把握し、炎の範囲攻撃で一掃することが出来ます。
その点において、カイドウが敵の主力を叩いている間、雑兵の掃討を出来るので、組織的にもかなり良い働きをしていると感じます。
上記二人の幹部に比べると、戦闘力に特化していますが、部下からも結構好かれているようなのでその辺に関しても、人の上に立つ人材としては悪くないと思います。
しかし、カリスマ性にフォーカスしてみると、上の2人には及ばないと感じたので、この順位です。
実際にクイーンと言い合いをしているのを見ると、カタクリのような別格な感じがなくて、
懸賞金の割には威厳が足りないな。
と感じました。
それでも、十分に脅威なのは間違いないですが。
4位.マルコ
上3人が強すぎるので、この位置ですがマルコも十分優秀です。
しかし、四皇の幹部を任されるのであれば、もう少し火力がほしい所だと感じます。
カタクリはモチモチの力と鍛え上げられた三種の覇気で脅威ですし、ベンベックマンも大将をも恐れさせる何かを持っている。キングは「火災」と恐れられるように、破壊力と相手に与える損害は尋常ではない。
それに比べると、再生能力だけのマルコは少し物足りない感じがします。
白髭が最強の矛でいてくれたおかげで、それを守る盾として活躍していました。
が、今の白髭海賊団には相手を壊すほどの一発がないのです。
しかし、組織のナンバーツーを名乗るのであれば、かりに船長がいなくても海賊団が機能するようにしなければなりません。
実際に白髭亡き後、白髭海賊団は空中分解してしまいました。
マルコを責めるわけではありませんが、白髭にあと2、3歩でも迫るほどの破壊力があれば、これほどの瓦解はなかったかのように感じます。
副船長に必要なのは、慕われるカリスマ性に加えて、相手を滅ぼす力なのだと思っています。
そう考えれば、レイリーのすごさが分かりますね。
5位.シリュウ
黒髭海賊団はだれがナンバーツーなのかわかりませんが、実力的にシリュウが2番手に来るのかと考えています。
シリュウは実力的に見れば、間違いないと思われますが、どうにもチームプレーには向いていないような気がします。
組織の2番手に属する場合、必要とされるのは、周りを見て行動することです。
リーダーが圧倒的ならば、自身は潤滑油として機能する必要があるわけです。
それを鑑みて、掘り下げるならば、インペルダウンでの出来事はどう考えてもスタンドプレーですし、仮に組織が横のつながりを重んじるのであれば、
適任とは言えない
と感じます。
しかし、作品を読み返してみると、黒髭海賊団はチームワークというよりも、個々の実力を高く評価していることが分かります。
そう考えると、実力が抜きんでているシリュウもまた優秀なクルーと言えます。
とはいえ、今回の副船長としての適性を考えると微妙と考えて、この位置に決めました。
まとめ。船長ではなく、副船長を見るとその組織の色が見えてくる。
ワンピースはいろいろな船団がいます。
各々が違う信条や個性を持っているので、キャラクターが立ち、話が面白くなるのだと思います。
船を象徴するのは船長になります。
しかし、よりフォーカスしてみると、その船長を影ながら支えるサブリーダーの存在が伺えるのです。
そういったところを見てみると、その組織の色が良く見えてくるような気がします。
黒髭海賊団は完全に「個」の海賊団ですし、ビッグマム海賊団は「血」のつながりの海賊団です。
マルコが防御に専任しているのも、紐解けば防御手段が年老いて拙くなった白髭に攻撃に専念してもらうため。
ということが分かってきます。
今回はonepeaceで考察しましたが、実際の組織でも圧倒的なリーダーの下には優秀な専務や中間管理職がいたりします。
そういった感じで、漫画と現実的な要素を横展開をして読んだりしていくと、物事の理解に捗ったりするのでおもしろかったりします。
また、意識の高い友人がいるのなら案外、そういった方面に話を掘り下げることが出来て会話に花が咲きます。
(普通に楽しんでいる人からしたら、ガチ過ぎて引かれるので辞めましょう!)
そういったことも踏まえて、今回書いてみました。
楽しんでもらえれば幸いです。
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