金色のガッシュは、様々な名勝負が繰り広げられました。
拮抗した勝負で隠し持った実力を開放する魔物や、
元来の圧倒的ポテンシャルで実力差を見せつけて勝利を収め続ける魔物、
それから本来の力の使い道に気づいた結果最強格に躍り出る魔物がいたり。
強さ
と一言で言っても、多種多様の物があると思われます。
その中でも、金色のガッシュにおいて、最強と呼ばれるキャラクターを決めていきたいと思っています。
小学校から読んでいた作品ですが、改めて読み返してみると実に作り込まれている作品だなと感じます。
そういったことで、今回の考察悩みましたが、トップ10から書いていこうと思います。
10位.レイン
巨体に似合わないスピードと強力な術を持っている魔物です。
しかし特筆すべきは、素の腕力が他の魔物と隔絶している点です。
「レインだけ」で見たら作中でも最強レベルであると思われます。
実際にもっとも魔物としての素質があるのは、レイン
というコメントを作者が残しているところを見ると、その実力は間違いないです。
ただ、本人が戦いに対し控えめなこと。加えてカイルがパートナーとして、頼りないです。
これが、魔物同士の戦いにおいて足を引っ張ることになります。それさえなければ一気に上位級に食い込める実力があるでしょう。
9位.ゴーム
能力が便利すぎるのでランクインです。
立場としては、クリアノートの取り巻き的な部分が大きかったですが、描写を見ると普通に強いです。
能力は、負のエネルギー波を放って攻撃をするというシンプルなものですが、技の形状や範囲もレパートリー豊富です。
ゆえに、様々な戦況に対応できます。
くわえて、異空間に逃げ込むという固有能力が便利すぎるので、この順位です。
これさえあれば、間抜けをしない限りは致命傷を受けることもありません。
また逃げようとしても、この能力で先回りをされたりするので、やっぱり強力です。
8位.ウマゴン
鎧による肉体強化をメインに戦う魔物。
この作品はインファイトが強ければ、遠距離攻撃をやり過ごし、接近戦に持ち込めることも多いです。
それゆえに強靭な肉体強化の術があるウマゴンはかなり強いと考えられます。
スピードもかなりあり、遠くから一瞬で距離で詰めることが出来るので、ウマゴンが飛び道具として機能することもできます。
実質、遠距離攻撃も兼ねていると考えられます。
作中においては、仲間を輸送する点が目立ちます。
しかし、シン級の呪文を解放したとなれば、ランキングに入れない手はないでしょう。
しかも、サンビームも普通にスペックが高かったりします。
7位.バリー
王をも殴れる男、バリーがこのランキングです。
個人的に最後まで残っていれば、ブラゴと同等の使い手になっていたと考えています。
しかし、ファウード編で退場したが故にこのランキングです。
バリーの強みは全ての能力が高い所にあります。接近戦、遠距離、中距離。全てにおいてバランスよく戦えます。
器用貧乏ではなく、どれもが高いレベルでこなせるので、自然とどんな的にも有利に戦うことが出来ます。
くわえて、グスタフも優秀なパートナーであり、誇り高いバリーと堅い信頼を結べており、
バリー一人に負担がかかる
という、強力な魔物にありがちなミスマッチが起きていないのです。
竜族の神童エルサドルを単騎撃破した点を見ても、さすがにランキングに入れるべき男です。
(相手の弱点を見出すスキルアリ)
6位.ブラゴ
全ての能力が高いレベルで、戦いにおいても積極性を見せる魔物です。
術に関しても多数扱い、技のレパートリーは作中でも一番多いです。
正直、
「ブラゴならば、もっと高い順位でもいいんじゃないか」
と思ったのですが、
ブラゴはめちゃくちゃ強いけど、突出した強さはないな
と判断しました。
確かに、全てにおいて他の魔物を圧倒する力があります。総合力で言えば、魔物の中でも五指に入ります。
しかし、強さが真っ直ぐすぎると言うか、これ以上のランキングを求めるのであれば、反則級の能力を一つ持っていてもらいたいと思いました。
ですから、6位という順位です。
5位.アシュロン
魔物でも最強と名高い竜族ですが、アシュロンはその中でも
神童
と呼ばれており、クリアノートが言うには、
唯一のライバル
とのことです。
クリアノートがライバルとする理由は、強靭な体が挙げられます。
特に鱗はそのほかの竜族とは一線を画すものであり、ラディスを初めとする消滅の呪文でさえ無効化します。
それに加えて、最強の矛ともいえる強烈な角の一撃とそれをサポートする肉体強化の術を有します。
純粋なスピードとパワーのみで最強格に上り詰め、作中で初めてクリアに致命傷を負わせた魔物です。
竜の名に恥じない実力。
アシュロンはこの順位で問題ないでしょう。
4位.クリアノート
ラスボスです。
この順位に落ち着いたのは、この順位自体が
完全体クリアノートを除いた順位だから
ですね。
完全体クリアがこの順位に参戦したら、そりゃぶっちぎりの一位です。
このクリアノートですが、基本的なスペックがまずおかしいです。
ギガノ級であれば、指一本で対処できます。
攻撃の重さ、身軽さも脅威でクリアの持つ身体能力はブラゴでさえ赤子扱いです。
それに加えて、半径5000キロメートル以内であれば魔物の位置を完璧に把握することが出来る感知能力。
この時点で、術無しでも最強格に躍り出る強さと言えるでしょう。
ただ、最も恐ろしいのは消滅させるラディス系の呪文です。
あらゆる物質や生物を消滅させるラディスは特別な装備でもない限りは防御が不可能で、初球呪文のラディスでも破格の力です。
それに加えて、ラージアラディスなどの広範囲消滅呪文、ランズラディスという近接呪文を扱うことが出来、全てにおいて隙の無い強さを誇ります。
3位.キャンチョメ
個人的にキャンチョメ最強説を推したいところなのですが、作者によると
キャンチョメはアンサートーカーで看過できる
とのことで、清麿、デュフォーが相手であれば負けてしまうのでこの順位です。
キャンチョメの恐ろしい点は、幻術を使えるという一点のみです。
その他の魔物のように多彩な強さを持たず、そういった意味ではいびつな形の強さと言えます。
しかしこの一点が
心で術を唱え、相手を倒す
という、魔物同士の戦いにおいて最も恐ろしい所であるのです。
幻術を見せられた相手は、ほぼ無抵抗であり、現実と空想の境目を失います。
そして、その幻術を解くことが出来るのはキャンチョメだけなので、すでに勝負は決していることが殆どです。
ですので、邪魔が入らない限りはキャンチョメにタイマンで勝つ術はありません。
あらゆる作品において幻術系は最強の位置を飾りますが、ことガッシュでもそれは同様です。
2位.ガッシュ
2位はガッシュです。
大前提として、雷の力は強いですし、幾多の戦いで術のレパートリーも増えました。
ガッシュ単体で見ても十分に強力な魔物です。
ただ、それ以上にパートナーと装備が優秀すぎる
というのが、正直な感想でしょうか。
ガッシュの強み
まず、パートナーの清麿ですが、とてつもなく頭が良く作品中盤では
アンサートーカー
というあらゆる物事に、答えをはじき出せる能力を身に着けています。
これによって、大概の相手は対処することが出来ます。
ガッシュ自体も性格が素直で、戦いに関する頭は切れるようなので、清麿の意図を汲みとって戦うことが出来ます。
また、ガッシュのマント、特別仕様です。
空を飛べる、モノを掴める、攻撃を弾くことが出来る。
くわえて、マントで体を包み、明確なイメージを持つことで瞬間移動が出来ます。
このように、ある程度魔物として優秀なガッシュにチートすぎる環境やアイテムが加わり魔物の中でも最強を争える位置に躍り出ました。
正直、親父が過保護しているんじゃないか
と思うぐらいのチート優遇ぶりです。
しかし、ガッシュもファンの人なら知っている通り。
壮絶な過去を持ち、幾多の戦いを勝ち抜いてきた強者であることは間違いありません。
1位.ゼオン
映えある一位は、ゼオンです。
ゼオン単体で言えば
ガッシュの超上位互換
といえ、
ガッシュが修行をして、ゼオンの背中が見えるかどうか。
それぐらいに力の開きがあると言えます。
圧倒的な身体能力を持つクリアにも、
強化呪文なしで禁呪でドーピングしたリオウを袋叩きにした点
を見れば
「勝てはしないにしても、肉薄は出来るだろう、」
と推測します。
デュフォーの存在も
そして、ゼオン単体で見ても圧倒的なバランスブレイカーなのですが、一番はデュフォーの存在です。
ゼオンがガッシュの上位互換ならば、デュフォーは清麿の上位互換です
作中でも清麿にアンサートーカーの手ほどきをしており、清麿よりもはるかにアンサートーカーに深い理解と実践力があります。
それに加えて、自身の体でさえも戦術に組み込む度胸と冷酷な判断を下す精神。
上級呪文を連発できる心の回復力。
全てのパートナーの中で、最も恐ろしく、隙のない実力を持つのがデュフォーではないかと思われます。
圧倒的な魔物とパートナー。
このコンビを倒すにはそれこそ、清麿&ガッシュのように
正面勝負の土俵で戦わざる得ない状況にもっていく
位しかないような気がします。
まとめ、クリアよりゼオンの方が強いと思っています。
ガッシュの最強議論は何かと荒れそうですが、個人的には
ゼオンの方が強いと思っています。
その理由はやはりパートナーの差です。
いくらヴィノーの心の力が強大でシン級の呪文を連発できるにしても、所詮赤子です。
精神的な問題の前に、体力的な問題が起こるはずです。それに、ヴィノーを守るバリアはクリアの半分の力を削って作られています。
その隙を、アンサートーカーを使うデュフォーが逃すはずがない
と個人的には思っています。
恐らく、良い勝負はするでしょうが、長期戦になるにつれ戦局がゼオン向きになり、最終的には普通に負けているのではないかと推測しますね。
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