アイシールド21の中でも、一番の天才は金剛阿含です。
アメフト選手として必要な能力を全て兼ね添えており、スピード、パワー、テクニックにおいてトップレベルの実力を誇ります。
それに加えて、努力では磨くことが出来ない反射神経を有しており、あらゆる作戦、ラン、パスを無効化することが出来ます。
その反射神経を称して
神速のインパルス
と呼ばれ、凡人の努力をあざ笑うかのように全ての作戦をねじ伏せる力を持ちます。
神に愛された男
100年に一人の天才
暴力的なまでの才能
天賦の才
など、作中において呼び名が多いキャラクターですが、そのすべては阿含の才能について触れていることが分かります。
金剛阿含とは。
神龍寺ナーガの2年生。
性格は
純粋な悪
と呼ばれるほどで横暴で、自分勝手。
それに加えて、女好きであることも、うかがえます。
人物の特徴
しかし、それらの素行が許されるほどに卓越した才覚を有しており、阿含が加入することによって試合の流れが左右されるほどです。
チームスポーツは一人加わるぐらいで流れがどうこうなることはあまりないのですが、阿含はそれほどの才覚を持っているということになります。
金剛阿含のアメフト選手としての実力
アメフト選手としての実力に掘り下げます。
体格
175㎝、67㎝の体躯ながら強靭なバネと破壊力を有します。
ポジション
明確なポジションは作中では明記されていません。
しかし、ラインバッカ―、QB、ランニングバックなど全てのポジションを最高峰のレベルでこなすことが出来ます。
QBをすれば、モンタからは
悔しいけど、捕りやすさマックスのパス
と呼ばれるほど、性格無比なパスを出し。
ラインバッカ―をすれば、「神速のインパルス」でランプレーのほとんどを無効化します。
ボールを持てば、無尽蔵のスピードと手刀によるガードで相手の守備陣をずたずたにします。
グラウンド上全てに顔を出す、究極のオールラウンダーと言えるでしょう。
裏付ける発言
金剛阿含自身は
俺が22人いれば、それだけでドリームチームだ
と語るほどです。
その発言の通りだと言えます。
それぐらいに万能かつ暴力的なセンスの持ち主です。
阿含の能力を用いた作戦や技
金剛阿含の万能的才能から用いられる作戦もあります。
神速のインパルス
金剛阿含と言えば、これになるでしょう。
神速のインパルス
人間の限界とも言われる神経伝達速度を誇り目に映るものは一瞬で対処することが出来ます。
仮に抜かれても、超人的な速さで回り込み抑え込むことが出来ます。
また、裏をかかれてもすぐに異変を察知することで対処することが可能です。
ランにおいても、相手のブロックを避けたり、タックルを防ぐことが出来、攻防において使える最高峰の武器です。
ドラゴンフライ
QB二人体制にし、攻撃の起点を増やします。
相手をかく乱し、ヤードを獲得する戦略。
神龍寺ナーガの象徴ともいえる攻撃手段です。
阿含曰く
神龍寺ナーガの最強カード
と言われ、阿含自身も気に入ってる様子です。
ゴールデンドラゴンフライ
QB3人体制になる、ドラゴンフライの強化戦略です。
QBが3人になったことで、より攻撃を読みづらくなっているところが特徴と言えます。
しかし、3人ともが優れたQBでないと、効力は薄いようで作中ではその弱点を突かれました。
阿含の強さを裏付ける天才的なエピソード
ここからは、
阿含の天才的なエピソード
の解説をしていきます。
作中での活躍は多く、蛭間や栗田と多く絡んでいることもあります。
そういったこともあるので、ファンなら押さえておくべきです。
あらゆることで優秀だった
学業、スポーツ、芸術。あらゆる点で優秀だったと言われています。
自転車も初日でマスターし、さらに応用、特殊な技巧まで獲得しています。
そういったことを幼いころから経験しているため、双子の兄である雲水は負い目を感じるようになります。
デビルバットゴーストを一発でマスターする
セナがデスマーチを走り抜きやっと身に着けたデビルバットゴースト。
それを見よう見まねでマスターするほどに卓越したセンスを持ちます。
恐らく、他の選手の技もある程度ならば模倣することが出来るのでしょう。
まったく息切れしない
どれだけ、走り続けてもまったく息切れしない、「底なしのスタミナ」を持つ点。
これも、阿含の超人的な力の一端です。
不良相手で、多人数に追いかけまわされても、はしりつづけ一人一人潰していく狡猾な手段をとっています。
進清十郎に、自分に近い選手だと評される
インタビューにて、進清十郎より
肉体の構造がもっとも自分に似ているのは金剛阿含
と、称されます。
進清十郎の肉体はたゆまぬ鍛錬と、徹底した栄養管理によって作り上げられたものです。
その肉体に努力なしで酷似している阿含はやはり、天賦の才の持ち主と言えるでしょう。
大和猛曰く、「アメリカにもいない才能」と評される。
大和とのワンオンワンにおいて、デビルバットゴーストに一瞬で反応し、捉えることが出来ます。
その際には
「驚いたな、アメリカにもこれほどの反応をするものはいなかった」
と称されています。
帝黒学園に引き抜かれる
実は最高峰の逸材として、帝黒学園からスカウトされていました。
単行本では
神龍寺に乗り込んだスカウトマンが阿含に声をかけたところ、行方不明になった
と書かれていますので、断ったのでしょう。
豆知識。阿含と帝黒
阿含率いる神龍寺ナーガは、関東最強とされクリスマスボウルにも出場しています。
その際に無敵の帝黒学園とも一戦交えています。
試合自体は敗れていた物の、クリスマスボウルで試合した際は
今年の関東はごっついレゲエがおるな
と呼ばれるほどに、ずば抜けた実力を見せつけました。
金剛阿含が認めている人間一覧。
最後に、阿含が認めている人物をまとめてみたいと思います。
細川一休
阿含が最も認めているのは、細川一休です。
空中戦において天才的な才能を持つ一休に対し
あいつだけは使える
22人のドリームチームに、あいつだけは入れてやってもいい
とし、同じ天才同士分かり合える部分があるのだろうと言えます。
大和猛
ワンオンワンで対決したときに、その実力を目の当たりにしました。
その際は野生の本能から、勝負を放棄し
涼しい顔しやがって、きたねえ野郎だぜ
と評価しました。
結局決着はつかずですが、恐らく大和には勝てないと判断したのでしょう。
それによって、大和猛の実力を高く評価していることが伺えます。
進清十郎
当時一年だった進清十郎に対して、
本気で勝負をしに行った
と語られています。
その後も
進の槍を喰らえば、俺だってぶっ飛ばされる
などの発言を見るに、進だけは別格として捉えているのかもしれません。
蛭間
最終的に蛭間のことも認めていることが分かります。
アメリカ戦において連係プレーをした際は
せめて、テメーに俺並みの身体能力があれば
と評価しており、アメフトを本気で取り組むうちに、阿含本人の気持ちにも変化が出てきたのかもしれません。
まとめ
超天才である、金剛阿含についてまとめてみました。
アイシールド21は天才と凡人の葛藤、成長を描いた作品だと思います。
そのなかで、究極の才能で立ちはだかる最強の悪役として、阿含は良い憎まれ役を買っていたと個人的には思っています。
阿含要する神龍寺戦をベストゲームと評する人は多くいると思いますが、僕自身もかなり出来の良い仕上がりになっていると感じました。
その後の阿含の精神的な変化もこの作品の見どころではないかと思っています。
ということで、またよ見返してもらえれば幸いに思っています。
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