進撃の巨人におけるパラディ島とは。島民が悪魔と呼ばれるのはなぜ?その歴史とマーレから狙われる理由について解説。



進撃の巨人 邦画(アニメ)

進撃の巨人におけるパラディ島とは。島民が悪魔と呼ばれるのはなぜ?その歴史とマーレから狙われる理由について解説。

パラディ島とは、進撃の巨人の舞台となる離島です。

作中においては、楽園などと呼ばれておりマーレにおいて重罪を犯した人間が罰として送り込まれる島でした。

この島は単なる島ではなく、考察の余地のある島であることが作中では明らかになっています。

パラディ島とは

周りの全てを海に囲まれた島であり、非常に広い面積と豊富な資源に富んでいます。そのため、自給自足が十分に可能であると言えます。

作中では食糧不足が常に嘆かれていました。ただ、それは壁内に住んでいるからです。仮に壁の外を拠点にすることが出来れば人類が反映するには十分すぎる資源がそこにはあったのです。

これに関しては作中でも語られており、

パラディ島には豊富なエネルギー資源が眠っている

とされており、その旨みを漬け込んで世界中がパラディ島を侵略しようと考える場面もあったぐらいです。

モデル

モデルとなっているのは、マダガスカル島であると言われています。

進撃の巨人の世界地図は現実の世界地図を上下左右を反対にしたものであり、パラディ島に位置するのはマダガスカル島になります。

豆知識

マダガスカル島は日本の1.6倍の面積を持つ大きな島であり、雄大な自然を持つ土地です。

原生生物としてキツネザルなどがおり、この島でしか見ることのできない固有種8割で生態系が確立されています。

そこでは、独自の生態を観察することが出来、孤立した環境だからこそ見られる生物の進化があるわけです。

まさしく絶海の孤島と呼ぶにふさわしい場所なのです。

パラディ島はすごく大きいです。

パラディ島は作中でのイメージから小さい孤島のようなイメージがありますが、実際のところは非常に大きいわけですね。

実際に日本に暮らしている人からすれば分かるかと思います。隣の県に行くだけでもすごく時間がかかります。

その日本の1.6倍の面積を持つわけですから、航路一つ作るだけでも多大な労力をかけていた理由がなんとなく分かるような気がします。

進撃の巨人の世界は移動手段が馬であり、これだけ広い土地にあれだけの密度で巨人が放し飼いにされているとなれば、人類が苦戦する理由も理解できます。

パラディ島にはどういった経緯で人が住んでいるのか。

パラディ島はどういった経緯で人が住んでいるのか。

それは、100年以上前までさかのぼることになります。

パラディ島に人が住んでいる理由としては、第一に145代目のカールフリッツ王について話さなければならないでしょう。

145代目カールフリッツ王

145代目のカールフリッツ王はそれまでの王とは違い、その戦いの歴史に対して不満を持っていました。

巨人の力をもって、最強の帝国として君臨していてエルディアはマーレを初めとする多くの国々を虐げ、それを糧に繁栄を繰り返していたのです。

そのあまりの非道に対してカールフリッツは嘆き巨人の歴史に終止符を打つことを決意します。

その中で、タイバー家、マーレ軍と手を組み自国同士の仲違いを起こし同士うちを狙いました。そして、それは上手くいき結果としてエルディア帝国は敗北。

その後、カールフリッツ王は出来る限りのエルディア人を導き、パラディ島に漂着します。始祖の巨人を持っていたカールフリッツは大型巨人の硬質化を使って3重の壁を築き、その中でつかの間の幸せを築こうとしたわけです。

始祖の巨人は全能

始祖の巨人は全エルディア人に対して全能です。その力があれば体の構造さえも変えることが出来ます。記憶の改善も出来ます。それによって壁内に入るエルディア人全ての記憶を改ざんして、壁内以前にいた記憶を全てなかったことにしたわけです。

その代わりに、

人類は100年以上前に突如現れた、巨人との戦いに敗北。

その後3重の壁を築きその中で暮らすようになった。

という記憶を差し替えました。

 

始祖の力はやはり全能でそれは、王家の人間に対しても影響を及ぼします。

「不戦の契り」

という、思想改変を自らの後継者に対して行い、王家の血を引くものが始祖の力で戦えないようにしたわけです。

仮に現王が死に絶えても、次の世代の王がその思想を引き継いでいき、やはり戦えません。

その中で、他国が攻め入ってきてもそれは仕方がない。そういった運命だとして受け入れるようになったのです。

上のフリーダレイスも、本来は始祖の力を使って人類を救おう、と考えていました。

しかし、始祖を継承した結果、モノの一瞬で思想を塗り替えられてしまいます。これが不戦の契りの力です。

 

今現在パラディ島で生き永らえている人間たちは、そういった歴史の背景によって存在しています。

パラディ島の悪魔と呼ばれる理由

過去の惨劇を振り返ってみれば、パラディ島に住んでいる人達が悪魔と呼ばれる理由も浮かび上がってきます。

理由は単純であり、

過去に多くの国を蹂躙し、虐げてきたから

です。

 

そして、巨人大戦の歴史も本来とは違った形で世界中に伝承されています。

 

巨人大戦が終結した理由は、タイバー家とマーレの英雄ヘーロスの力である。

ということになっており、

フリッツ王は敗戦して身を隠すためにパラディ島に逃げ込んだ。

と差し替えられています。

戦争を終結させる一番の貢献者であるフリッツ王は

「ただ、負けたから島に閉じこもっている。」

というのが世界の認識です。

 

そのために多くの国々からはエルディア人は悪魔の末裔だ。と言われています。且つ、エルディア人だけで構成されているパラディ島は世界的な差別対象になりました。

パラディ島に味方はいないのか。

そういった中で、パラディ島に味方はいないのか。

という話になりますが、少なからずいる。と言えます。

なぜ味方をするのか。と言えば、

「パラディ島に豊富なエネルギー資源がある」

と言う点と

「地ならしを軍事利用することが出来れば、大きな戦力になる。」

という点からです。

 

作中において唯一友好的だった国がヒィズル国であり、

ヒィズル国の一族であるアズマビトは将軍家の末裔であったミカサの存在もあって友好的に接しました。世界で孤立しているパラディ島からすれば、心強い味方です。

ただ、そのやり方は様子見をしつつ、打算的な形で。というものでした。それでも世界情勢的にこういった動きをする国は稀だったと言えます。

そもそも、なぜマーレはパラディ島を攻撃するのか。

世界的に差別されているわけですが、それでもマーレ国がパラディ島を攻撃する理由はなぜなのでしょうか。その理由について掘り下げます。

マーレは巨人によって世界的な権力を保っていた国です。

マーレは軍事国家として成り立っていたのですが、それは巨人の力に頼ることによって成り立つ理屈でした。

しかし、近年は各国の技術力の向上で、巨人でさえも敵の要塞を落とすのにてこずるようになっていました。

マーレの盾と呼ばれる鎧の巨人も徹甲弾を喰らえばただでは済まないわけです。

軍事国家として面目が立たなくなり世界的な立場も危うくなっていたなか、始祖の巨人が使える地ならしに目を付けます。

 

これを活用すれば世界に対して大きな牽制を行うことが出来ます。その間に自らの国の軍事力を上げて、世界的な権力を取り戻し、維持しようと考えていたのです。

だからこそ、始祖の巨人を奪還すべく、何度も作戦を展開していたわけです。

 

アニ、ライナー、ベルトルトもその役割を任されてパラディ島に潜入していました。彼らはエルディアの血を持ちながら、名誉マーレ人として多くの恩恵を自国から預かっていました。

それぞれ、女型、鎧、超大型を携えて壁内人類を陽動し、その中で始祖の出方をうかがおうとしていたわけです。

実際の手順

まず、ベルトルトが壁を蹴り飛ばし、その後空いた穴からライナーが侵入。鎧の巨人でウォールマリアに穴を開けます。

その後、アニが女型の力で無垢の巨人を引き連れ、壁の中に進行させます。

一連の流れを見ると、実にスマートな作戦であり、いかにマーレが巨人を使った戦略に長けているのか分かります。

パラディ島の周りに多くの巨人がいる理由

パラディ島の周りに多くの巨人がいる理由は、マーレ政府が行っていた

「楽園送り」

という、独自の刑罰が理由となっています。

レベリオ収容区とルールについて。

マーレの中にはエルディア人が多く住んでいるのですが、そういった人たちは当然差別対象です。ですから、一か所に集めて監視されながら暮らしています。

一見すると見分けがつかないので、腕には腕章をつけており、それによって区別が可能です。

 

差別対象として存在するエルディア人は、

「何も悪いことをしていないのに、こういった目に合わされる」

当然、マーレに対して、大きな恨みを抱く人たちもいます。

そういった人たちを取り締まり、反乱物資を取り除くために治安当局というものが存在します。

これは、警察のようなものです。

規範を犯すものに対して厳しい処罰を行っています。

例え子どもであっても、その処罰は厳しく、中には私情で痛めつける人間もいます。

この治安当局が行う最も大きな処罰が

「楽園送り」

なのです。

楽園送りとは

楽園送りとは、エルディア人に下される最大級の処罰です。

対象となる人間は、体を拘束されパラディ島に連行されます。

そこで、巨人の脊髄液を体に注入されたのち絶壁から蹴り飛ばされ、パラディ島に放逐されます。

楽園送りの歴史

この処罰が長年にわたって行われ続けていました。どれぐらいの歴史があるのかは定かではありません。

が、ユミルが60年間無垢の巨人として生きていたことから、少なくとも60年、もしかするとフリッツ王が壁を構築してすぐに行われた処罰なのかもしれません。

 

その結果、パラディ島には無垢の巨人が溢れかえるようになり、壁内人類の脅威として立ちはだかり続けることになるのです。

しかし、これがパラディ島に対して追い風になる

外に出れば、巨人たちがいる。

一見するとパラディ島勢力の自由を奪う楽園送りという制度ですが、逆に巨人たちが島を徘徊しているために、天然の防壁として成り立っている側面がありました。

無垢の巨人はマーレ人と違って差別をしないので、誰でも食べます。

それによって、普通の人間ならば寄り付くことのできない島となり、パラディ島を攻めようとするのであれば、壁にまでたどり着ける移動手段と巨人を撃退出来る戦力が必要になるのです。

 

まとめ、パラディ島はいろいろな歴史が重なり合ってできた島です。

パラディ島を簡潔にまとめると

巨人たちが歩き回っていて、エルディア人が住んでいる島

と言えます。少なくとも、世界各国から見ればそういった視方になると思います。

ただ、巨人が歩き回っている理由にしても、エルディア人が壁の中で生きている理由にしても掘り下げてみれば歴史があることが分かります。

進撃の巨人はこういった時系列をたどって楽しんでみるのも一つの楽しみ方であると思います。

作中の理解を深めるために、ぜひ読み返してみてはどうでしょうか、きっと理解が深まりこの作品の本質に近づけることだと思います。

 

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