ドラゴンボールの中でも屈指の人気を誇るキャラクター、それがブロリーではないかと思います。
映画のみの出演ですが、その言動や強さなどから根強いファンが残っているキャラクターであり、旧作においてはコラ動画が上がるほどでした。
ブロリーは伝説のスーパーサイヤ人で、生まれた時から最強の戦士。
鳥山明も成功法では倒す方法が見つからないとコメントするぐらいに圧倒的で、ベジータの心もおれるぐらいに強力です。
そんなブロリーの映画が超になって帰ってきました。
実際に視聴してみたのですが、今回はそれについて掘り下げて書いていきたいと思っています。
果たしてドラゴンボールブロリーは面白いのか、面白くないのか。個人的な意見も添えてレビューしてみようと思います。
- ドラゴンボールブロリーの内容
- ブロリーの強さ
- 作品としての完成度
- 合わせてみたい作品
映画、ドラゴンボール超「ブロリー」の内容について。
この作品について、まず基本的に旧映画のブロリーと、新映画のブロリーは全くもって違うということです。
相違点に関してはこんな感じです。
- ブロリーが良い奴になっている
- フリーザがギャグを言うようになった
- 映像技術はしっかりしている
- 旧にあった毒は抜けている。
- バーダックについて割と描写されている。
僕自身は大のドラゴボファンなのですが、かなり楽しむことが出来ました。
が、悪魔的なブロリーが大好きでそちらを心酔している人には微妙に感じるかもです。
また、ドラゴンボール超の良い所でもあり悪い所でもあるギャグテイストはこの映画でも健在ですね。
フリーザがより理想の上司っぽくなり、部下に優しかったり、ベジータはもはや強いだけのおっさんになっていたり。
まあ、これはブロリーに限らず、超ならではなので、嫌いな人はもう嫌いでいいんじゃないかと思います。不満を言う外野なんて無視して楽しめばいいのです。
映画としてはブロリーというよりか、サイヤ人についてスポットが当てられた作品です。
惑星ベジータが滅んだいきさつ、またブロリーがなぜ生き残っていたのか。
また遥か過去のサイヤ人とフリーザの確執などが描かれています。戦闘民族であるサイヤ人がフリーザにこき使われるシーンなどは原作遵守です。
ちなみに41年前にさかのぼり描写されているのですが、そこからフリーザって全然年を取ってません。
サイヤ人以上に年を取らない怪物なのでしょう。
登場人物の活躍
悟空、ベジータ、フリーザ、ブロリーとカロリーの高いキャラクターをメインに描かれており、目が離せない内容になっています。
ドラゴンボール超におけるブロリーの強さについて。
ネタバレとまではいかない程度に、ブロリーの強さについても掘り下げていきたいと思います。
旧映画のブロリーはせいぜい、セル完全体~魔人ブウの中間ぐらいではないかと僕は思っています。
圧倒的な強さで描かれていましたが、さすがに魔人ブウには及ばないのではないでしょうか。
では、超のブロリーはどれぐらいの強さなのかと言えば、作中において
準最強クラスだと思います。
さすがにジレンや身勝手悟空には及ばないと思います。
けれども、スーパーサイヤ人ブルーの悟空、ベジータでも歯が立たずゴールデンフリーザでさえも子ども扱いでした。
まさに伝説のスーパーサイヤ人です。
ブロリーは孫悟飯的な強さでした。
作中のブロリーは優しいです。争いは好まないようで、この辺に関しては孫悟飯を思わせます。
ポテンシャルは最強で、なおかつキレると何をしでかすかわからない。
潜在能力を上げて、制御がより効きにくくなった孫悟飯というのがしっくりくるのではないかと思います。
ブロリーの形態変化について。
- 通常ブロリー
- 疑似大ザルブロリー
- スーパーサイヤ人ブロリー
通常ブロリー
普通のブロリー。しかしこの状態でも死線を潜り抜けてきたベジータと互角である。
さらに言えば、怪物的な成長速度で戦いの中でどんどん手に負えなくなっていく。最終的にはスーパーサイヤ人状態のベジータと互角以上に渡り合えるようになる。
この点を考えると、戦いの天才であることが伺える。
疑似大ザルブロリー
制御が出来ないという理由でパラガスが尻尾を切ってある。
しかし結果として大ザルに変化せずに大ザルの力を発揮できるようになる。
普通の大ザルと違い、スピードを殺さずに圧倒的なパワーを発揮できるようにおり、結果としてスーパーサイヤ人ゴッドと渡り合えるぐらいに強くなる。
似た形態としてスーパーサイヤ人4が近いと言えるかもしれない。
(GT限定の形態だが、スーパーサイヤ人4も黄金大ザルの力を完璧にコントロールできたスーパーサイヤ人であると言及されている。界王より。)
スーパーサイヤ人ブロリー
父親であるパラガスが殺されたことにより覚醒。
見境なく攻撃するようになり、かなり危険な状態である。スーパーサイヤ人ブルーの遥か上をゆく強さ。
戦い方はまだまだ粗さが残っているが、テクニックを使わない力任せだからこそ対処の仕様がなく、蹂躙されるのみ。
ドラゴンボールブロリー、作品としての完成度について。
ドラゴンボールブロリーの作品としての完成度は、個人的にかなり高いと思っています。作画も昔ながらの線を残しながら現代技術できれいに仕上げられています。
ギャグ路線もありましたがそれは最小限にとどめており、サイヤ人の過去、フリーザの悪行、ブロリーの得体のしれなさ、そして戦い。
と、シリアスな展開を続けざまに魅せ、視聴者に飽きさせない工夫が凝らされていると感じました。
ただ、
ドラゴンボールは作画の荒っぽさが映える作品だった。
という気持ちも僕は分かります。
そういった意味では、キレイすぎるが故に少しさびしさも感じました。
それでも、ブロリーがメインキャラクターを岩盤にめり込ませてくれたり、遠くの星を壊してくれたり。
昔の作品が好きな人に対する配慮もしっかりと感じられて満足です。
ドラゴンボールブロリーと合わせてみたい作品。
という感じでドラゴンボールブロリーについて書いてみましたが、合わせてみたい作品としては何があるのでしょうか。個人的には次のラインナップだと思っています。
- たった一人の最終決戦
- 燃え尽きろ熱戦列戦超激戦
- ドラゴンボール超
たった一人の最終決戦
歴史のかなたに葬られた、サイヤ人の戦いを見ることが出来ます。
サイヤ人は戦いと占領を生きがいとするとんでもない悪党です。しかし、彼らには彼らなりの矜持があったことが伺えます。
楽曲も合わせて見ごたえ十分の作品です。
燃え尽きろ熱戦列戦超激戦
今回紹介しているブロリーが初めて登場したのが、こちらの映画です。はるか昔に放映された映画ですが、見どころは多いです。
ブロリーの絶望感は同じサイヤ人であるベジータが代弁してくれますね。
ドラゴンボール超
割と賛否が分かれる作品ですが、個人的にはすごく好きな作品で見どころも多いです。
トランクスがかなりかわいそうな目に合っていて、さすがにやり過ぎじゃないか。と思えます。
その分トランクスが好きになれるのが今作です。フリーザの雄姿や17号の生き様も結構好きですね。
まとめ:ドラゴンボール超を知らない人も楽しめると思えるので、ぜひ目を通しておきましょう。
ドラゴンボール超をベースに話が進んでいるのですが、本編を知らない人でも最低限は楽しめる内容となっています。
ドラゴンボールにわかもファンも同時に楽しめる内容となっているので、時間がある方は目を通してみましょう。
個人的にはイチオシできる作品です。
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