顎の巨人についてまとめて書いていきたいと思います。
作中において、最も多く継承されていった巨人で、それゆえに戦闘シーンも多かった巨人です。しかし、実際のところどういった活躍をしたのか。気になる人は多いのではないでしょうか。
その中でネットの反応なども含めて、顎の巨人についてより深く知ってもらえたらとおもい、まとめページを作成しました。
顎の巨人の特徴について
- 継承者
- 見た目
- 能力
- 戦い方
- 戦闘シーン
- なんJでの反応について
これらについて、上から順番に解説していき、より顎の巨人に対しての理解を深めていただければ幸いに思っています。
顎の巨人の継承者について
作中でもっとも継承されてきた巨人であり、継承者によって見た目や実力が大きく左右されるようです。
(とはいえ、継承者によって姿や能力を変えるのは他の巨人も同じですが、作中で継承者によって能力や姿が変わる描写がされているのは顎でした。)
それを踏まえたうえで、継承者を簡潔に振り返っていきたいと思います。
マルセル・ガリアード
戦士候補生であり、リーダーシップに優れた逸材でした。マーレ軍評としては
機転の利くマルセルに託した
とされており、顎との相性は良かったとされています。実際に侵略戦争でも大活躍していたところが描写されています。
ただ、優秀で思いやりが効くが故に命を落としています。
パラディ島奪還計画、道半ばにおいて無垢巨人であったユミルによって捕食されており、以降はユミルに顎が継承されます。
ユミル
元来は孤児でしたが、拾われ、容姿がそれっぽかったという理由で、信仰対象としてたたえられていました。
幸せは長続きせず、宗教がマーレ政府に暴かれます。そして楽園送りにされた結果、無垢の巨人となります。
以降は何とか自我を保ち、穴を掘って長い眠りにつきました。
所が、偶然通りかかったマルセルらと遭遇。その後マルセルを捕食した結果、60年の時を経て人間に戻ることに成功します。
その後巨人化能力を隠したまま、過ごしていていましたが、104期生が窮地に立たされたところやむを得ずに巨人化。
見た目は無垢の巨人であった時と全く変わっておらず、それがきっかけで居合わせた、ライナーやベルトルトに顎の行方が気づかれてしまいます。
そこをきっかけにマーレに送還され、後述するポルコに継承されます。
ポルコ・ガリアード
優秀でしたが、兄マルセルの印象操作で戦士にはなれずじまいでした。
ユミルが返ってきたと同時に継承の儀式を終え、兄の巨人を受け継ぐ形になります。
ミカサにして
「ユミルの顎とは動きが全く違う」
と言われており、やはり一般の兵士とは別格であることが分かります。
戦い方もより破壊に特化したものとなっており、顔面と爪は硬質化したものとなっています。
それによって機関銃程度の弾幕ならば無傷でかいくぐることが出来る防御力があることが伺え、多少の無茶は効くようになったと考えられます。
ファルコ・グライス
次世代の戦士候補生で、ガビを守るために奮闘していた少年です。
能力的にはガビに劣るとされていますが、エレンからは
良い奴
と評されていたり、無鉄砲なガビを制す役割を持っていたことから、年齢以上に大人であることが伺えます。
しかし、ジークの脊髄液を摂取してしまい、ジークが叫んだことで巨人化してしまいます。
ライナーにかみつきますが、瀕死状態のポルコが歩み寄ってきた中で、喰らいつき、結果的に顎を継承することになります。
この顎は獣の特性を色濃く受け継いでいます。
顎の巨人の見た目
顎の巨人は小型の巨人で、全長は5M程度とされています。
見た目に関しては、ユミルが小ぶりな巨人であるのに対して、マルセル、ポルコは顔面を硬質化で覆い元来強かったかみ砕く力をフルで活かせる形になっています。
ファルコに関しては、獣の巨人の特徴を受け継いでおり全身に羽毛が生え、顎の部分もくちばしのようになっています。
顎の巨人の能力
顎の巨人は強襲型。
小振りな分、もっとも素早く強力な爪と顎は大抵のものを砕くことが出来る。
というのが、マーレ軍評になっています。
それを踏まえて、顎の巨人の能力についての解説をしていきたいと思います。大まかに分けると次の通りになりますが、
- 高い俊敏性
- それなりの持久力
- 破壊力のある一撃
- 弱点
それらについてちょっとした掘り下げを行っていくとしましょう。
高い俊敏性
4足歩行が出来る巨人であり、高い俊敏性を誇っています。それによって敵陣を強引に突っ切って、敵本部に強烈な一撃を与えることが可能です。
また遮蔽物に上ることが出来、高低を交えたかく乱も可能です。加えて跳躍力もあるので、高い所にある目標にも攻撃が可能です。
「速い」ではなく、「すばしっこい」という表現がしっくりくる巨人です。
車力との比較
車力の巨人は戦況を読んで柔軟に対応するタイプですが、顎の巨人はスピードによる正面突破による強引さが持ち味です。
【車力の巨人】能力、作中での活躍、戦い方、戦闘シーンについて解説。【最強のサポート巨人】
それなりの持続力
車力の巨人程ではないにしろ、持続力があります。
始祖奪還において波止場から壁までの移動は女型の巨人と顎の巨人に任されていました。
計画自体はなかったことになりました。
が、その移動能力と持続力はマーレ軍からも一目置かれていたことが分かります。
破壊力のある一撃
顎や爪は非常に硬く、繰り出される一撃は対巨人戦でも問題なく通用します。
えてして小振りな戦士は非力なものですが、顎の巨人はその例に当てはまらないと言えます。
高い素早さと組み合わさって、「強襲型」と称される理由もよくわかるのではないでしょうか。
隠された力
「顎」の持つ爪と歯は結晶化さえ砕くほどの硬度を持っています。
しかし、逆に利用され、敵戦力の強化を一躍買ってしまいました。
このことから、スピードがあって速く動ける分、冷静な判断力が必要になる巨人であることが分かり、考えなしに突っ込むと戦犯になる可能性もあります。
顎の巨人の弱点
打たれ弱さが第一に挙げられると思います。
顔面がコーティングされているために銃弾や砲弾などのダメージをある程度無力化出来ます。
しかし、硬質化が成されていない場所に関しては、めっぽう弱いようです。
たびたび「ちぎっては投げ、ちぎっては投げ」、されているところが目立ちます。
力を発揮できるのはやはり不意打ち
他の巨人のように「1対多」の戦いに向いていないとされ、敵の体勢が整わないところを強襲するのが一番向いているように思います。
間違いなく強力な巨人ですが、使い手が冷静でなければその力を存分に発揮することは難しいようです。
そう考えれば、「機転の利くマルセル」の損失はマーレにおいてこの上ない痛手だったと思われます。
獣の巨人の戦闘シーンを振り返ってみる。
なにかと活躍の多い、戦闘シーンについて振り返っていきたいと思います。3つ抜粋して紹介すれば、次の通りです。
- 初登場時
- スラバ要塞攻略時
- VSパラディ島の悪魔
ファルコの覚醒も個人的には上げたいですが、戦闘シーンではないので今回は省きます。
初登場時
初登場時はユミルが巨人化したときです。この時は機動力を活かし、崩壊から104期生を守り通す役割を果たしました。
くわえて顎や爪を駆使した戦い方を見せており、顎の強みを十分に生かした戦いが出来ていたように思えます。
スラバ要塞攻略時
顔面にコーティングされた硬質化によって敵の掃射を防ぎつつ、敵陣に突っ込んでいました。
縦横無尽に駆け回ることで、的を絞れなくし、ずたずたに敵陣を引き裂いています。
その後は装甲車に苦戦するライナーの加勢をしマーレの勝利を決定的なものとしました。
VSパラディ島の悪魔
こちらは敗北シーンですが、善戦していたように思われます。
最終的に冷静さを欠き、エレンに利用されてしまいました。
が、進撃の巨人を相手に奇襲攻撃を仕掛け、捕食まであと一歩の所まで迫りました。
正面戦闘においても鋭い爪や顎を使った攻撃に加え、建物を使ったかく乱攻撃で進撃を翻弄していたと言えます。
しかし、アッカーマンの加勢や思いの他優秀だったパラディ島勢力を前にして、窮地に立たされます。
人の姿で巨人を屠ろうとする敵の猛攻に対して
これがパラディ島の悪魔か
と、戦慄しています。
ここは作中屈指の胸アツシーンではないかと思われます。
まとめ、顎の巨人について
顎の巨人について解説していきました。
瞬間火力においては他の巨人にも引けを取らず、一対一ならばそれなりに戦える巨人が顎の巨人だと思います。
独特な見た目を見て、どこかしら惹かれている人は多いのではないでしょうか。僕自身もそんな一人で今回は原作やアニメを見ながら、掘り下げていった感じです。
今記事を楽しんで頂けたのであれは、非常に嬉しく思います。
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