君に最強の盾がある様に、私には最強の眼があるのだよ。
鋼の錬金術師は敵が魅力的な作品だと思いますが、その中で特筆すべき人気を誇っているのはキングブラッドレイではないかと思います。
アメストリスの大総統を務めた人物がまさかの、敵勢力。
しかも能力も作中では最強クラスに強い。キングの名に恥じないその活躍は読者の心に深く残っているのではないでしょうか。
今回は、最後のホムンクルスであるキングブラッドレイについて触れていこうと思います。
今記事の概要
- キングブラッドレイという人物
- 強さの秘密
- 作中の名シーン
- 欲していた物【純粋な戦闘】
- 最期について【名もなきもの同士の一騎打ち】
大総統キングブラッドレイの概要
キングブラッドレイは作中のメイン舞台、アメストリスの大総統として登場します。
人物像としてはユーモアセンスに富み、非常に親しみやすい人格者として描かれていました。
圧倒的な強さは連載初期からです。
VSエド
エドに国家錬金術師の資格を授与するときは「不可視の一太刀」で切り伏せています。
VSアイザック【氷結の錬金術師】
アニメ版においては氷結の錬金術師を葬っています。
この氷結の錬金術師は1話に登場しているモノの、かなり強力な部類で、恐らくロイマスタングよりも強かったと言えます。
しかし、キングの前では赤子同然でした。
憤怒をつかさどるホムンクルス
キングブラッドレイというのは大総統である時の仮の名でしかありません。
真の正体は、人間をベースに作られた最後のホムンクルス
憤怒のラース
でした。
キングブラッドレイの強さの秘密
キングブラッドレイは人の上に立つ者でありながらなぜこれほどまでに強いのか。それは以下の理由があります。
- 生まれながらに課せられた英才教育
- 最強の眼
1.生まれながらに課せられた英才教育
国はキングブラッドレイに対して生まれた時から「上に立つ者」としての、英才教育が行われてきました。
帝王学、地理学、また戦闘スキルも学び。あらゆる面において秀でた物として、異常なほどに万能な力を得ました。
ブラッドレイ候補は他にもいましたがその中で厳しい競争を勝ち抜き、最終的に賢者の石にも耐え抜いた結果、ホムンクルスとして大総統になったのです。
戦闘スタイル
戦闘に関しては二刀流です。
そして、長剣を得意としています。しかし、使い慣れていないナイフでさえも使いこなしているところを見るに武器全般を使いこなしていることは間違いないと言えます。
2.最強の眼
キングブラッドレイと言えば、これだと思います。
眼帯で隠された左目はウロボロスの紋章が浮かび上がっており、これによってあらゆるものの動きを捉えることが可能になっています。
銃弾、大砲、敵の弱点まで見逃さず、剣技と合わさることによってその強さがより引き出されていると言えるでしょう。
作中において印象的なセリフ
君に最強の盾がある様に、私には最強の眼があるのだよ
ホムンクルスとはいえ、肉体は生身の人間です。しかし、怪物的な身体能力を誇るグリードを完封してしまいました。
そういった意味では、人間離れしていると言えます。
作中の名シーン【大統領の帰還】
キングブラッドレイの名シーンはどこにあるのかと言えば、やはり戦闘シーンにあるのではないでしょうか。
個人的には大統領として帰還するときは最高に魅力的なシーンであると感じました。
最強の眼と英才教育によって磨かれた圧倒的な戦闘スタイル。
ブリックス兵によって完全に占拠されたセントラルの本部。そこに正面から帰ってきたのがキングです。ブリックス兵には強力な兵器がいくつもあり、さらにブリックス兵自体もかなりの手練れです。
しかし、当のキングは
「自分の城に入るのに、正面から入らなければならぬ理由があるのかね?」
と言い放ち、たった一人で大砲、戦車、銃弾の雨をかいくぐり、傷一つ突かずに本部の屋上まで駆け上がります。
キングブラッドレイの圧倒的なカリスマ性を見ることが出来る最高のシーンではないでしょうか。
欲していたものについて。
キングブラッドレイは、自身の人生を
「レールに敷かれた人生」
と語っていますが、最後の最後に一つだけ願望を叶えることが出来たと言えます。
それが、なににも縛られることのない純粋な戦闘です。
スカーVSラース
「キングブラッドレイ」という名がついていますが、それは国をまとめる際の仮の名でしかない。と語り、自分には本当の名前はない。としています。
また、スカーも復習者として生まれ変わった際に名前は捨てたとし、作中終盤にて、
「名無し同士」
の戦いになります。
この際に、キングブラッドレイは何物にも縛られぬ喜びとして、戦いに身を投じ戦いの中で命を落としました。
キングブラッドレイの最期
キングブラッドレイは最期に、自身の妻であるブラッドレイ夫人に対して印象深いセリフを残しています。
「舐めるなよ、あれは私が選んだ女だ」
このシーンはホムンクルスという人ならざるものが、人間らしさを見せる印象深いシーンとして読者の間でも語り継がれるシーンであると言えます。
その他のホムンクルスとの関係性について。
キングブラッドレイはホムンクルスですが、作中においてその他のホムンクルスとどういった関係だったのでしょうか。
まず特筆すべきは、表側は息子としてるセリムブラッドレイでしょう。
これに関して、大総統としては大事な一人息子として扱っていますが、ホムンクルスとしてはそこまで関係が深くなかったような気がします。
ちなみに、セリムブラッドレイは最古のホムンクルスでキングブラッドレイはホムンクルスの中で最も新参です。(グリードは一度生まれ変わっているが)
表側はキングが親なのですが、実際のところはセリムの方が何倍も長生きしている、というところが面白い所でもあります。
グリード
その次に関係が深い相手はグリードでしょうか。
作中において、幾たびも交えた相手です。
これに関してはメタ的な話になりますが、キングブラッドレイとまともに戦える相手がいなかったので、ぶつけることになった。
という感じかと思います。
グリードには最強の盾という武器があり、その盾でさえも軽く上回るブラッドレイの戦闘力、とすればインパクトは大きいです。
実際にキングブラッドレイの名シーンにはいつもグリードの姿があります。
他の奴らとの関係性
他のホムンクルスとは戦いの中で協力することはあるもののあまり深い中にはなっていないような気がします。
とはいえ、表向きは大総統としての仕事があり、そういった中でホムンクルスと絡む機会なんて中々出てこないような気もします。
まとめ:キングブラッドレイについて。
ということで、憤怒のラース。キングブラッドレイについてまとめてみました。
鋼の錬金術師はカッコいい敵キャラが多いですが、その中でも一番輝いたのはやはりキングブラッドレイだと思います。
これといった改造をせずとも、己の能力だけで1兵団を軽く凌駕する戦闘力はまさしく人間の限界ともいえます。
そんなブラッドレイに最強の眼があるわけですから、鬼に金棒です。
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改めてアニメで見ると音楽、演出、作画、共に素晴らしい作品であることが分かり最強のアニメといっても過言ではありません。
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