ロイマスタングとは、鋼の錬金術師に登場する炎の錬金術師であり作中において重要な役割を担っているキャラクターであると言えます。
役職はアメストリス国軍の大佐であり、イシュバール戦での英雄と言われています。
圧倒的なまでの火力を無制限に連発できることから、戦闘能力は非常に高いことが伺え、作中における錬金術師の中で最もホムンクルスに強いと言えます。
ホムンクルスの弱点は、連続で殺され続けることです。ただそもそも丈夫なホムンクルスを一回でも殺すことが至難の業です。
そういった意味において、真っ向勝負でホムンクルスを撃退出来る数少ないキャラクターであると言えるでしょう。
今回は作中において大活躍したロイマスタング大佐について掘り下げていきたいと思います。
【話の内容】
- ロイマスタングの人物像
- 能力と戦い方
- 部下との関係性
- 倒した敵について。
- 作中で最終的にどうなるのか?
ロイマスタングの人物像について。
マスタングは割と嫌味な奴として描かれており、ことあるごとにエドに対して悪態をつくシーンが見られます。
しかし、エドを錬金術師、そして人間として高く評価していることからこういった風に絡んでくるのだということが伺えます。
また、野心家である一面があり、圧倒的なトップの座にいたキングブラッドレイをその椅子から引きずり落とそうと画策しているところが作中では描かれています。
頭脳自体は作中の中でもかなり優秀であり、その場その場に応じて冷静な判断を下せるシーンが多いですが、割と無茶なことをすることも多く。
熱さと冷静さを併せ持っていると言えるでしょう。
仲間思いが過ぎて、冷静さを欠くことも多い。
部下のことを自分以上に大事に思っていることが作中ではたびたび描かれており、そのせいで痛手を負うことも多いです。
しかし、そういった面もまた多くの部下を引っ張る上で必要不可欠な要素であると言えるのかもしれません。
自身の友人を葬ったホムンクルスに対しては強い復讐心を抱いており、その際のロイマスタングは手のつけようがないほどに、恐ろしく描かれています。
能力と戦い方について。
ロイマスタングの戦い方について書いていくと、基本的には
炎で対象の敵や目標物を焼き払う。
これだけです。
シンプルですが、「焼かれる」という攻撃手段はなかなか防ぎようがありません。
あらゆる生物は焼かれれば息絶えそれはホムンクルスも同じであり、作中随一のホムンクルスキラーとして活躍しました。
また、ロイマスタングはただ相手を焼くだけではなく、それを無制限に打ち続けることが出来ます。
作中において、何度も語られてきた
錬金術師は人間兵器である。
という言葉は、あらゆる重火器をしのぐ攻撃を打ち続けられるマスタングにふさわしい言葉であると言えます。
ちなみに精度も最高峰とされています。
仮に味方と敵が隣接している時は、炎によって味方を巻き込んでしまう恐れがあります。
そういった時に、火力を調整することが出来ます。またそれに加えて、範囲を絞って燃やすことも可能であり、シンプルな攻撃手段ながら出来ることは非常に多いです。
弱点について
しかし、錬成陣が書いてある手袋が雨にぬれたり、破かれたりすると無能になると言われています。
それについてはかなり気にかけている様子で、繰り返し落ち込んでいる様子が描かれています。
部下との関係性について。
マスタング自体も優秀ですが、部下もまた優秀であることが伺えます。
鷹の目と呼ばれ、イシュバールで多くの人間を葬ってきたリザ・ホークアイ中尉や的確な判断力でそつなく仕事をこなすヒューズ中佐(准将)などがいます。
そういった有能な部下との信頼感もあってこそ、マスタングは自身の仕事に対し専念出来、自由に動くことが出来ていたのだと考えられます。
そう考えれば、ヒューズという優秀な部下が殺害されたときに抱く憎悪は相当なものだったことが推測できますね。
マスタングが倒した敵について【ホムンクルス】
作中においてマスタングが倒した敵について、書いていくと次の2人になります。
- ラスト
- エンヴィー
色欲のラスト
最強の矛と呼ばれているラストでしたが、マスタングの前に焼き殺されることになりました。
戦闘手段として水道管を切り裂き、それによってマスタングの体を濡らし攻撃手段を奪うことに成功。
さらには致命的裂傷を負わせることに成功するのですが、自身の傷を焼いてふさいだマスタングの不意打ちによって、「殺され続け」敗北を喫します。
このことから、ラストは人間陣営によってもっとも初めに葬られたホムンクルスと言えます。
嫉妬のエンヴィ―
ホムンクルスの中でも多彩な攻撃手段を持つエンヴィーもマスタングに葬られました。
これに関してはエンヴィー自身が墓穴を掘ったシーンも多くあり、第一にヒューズを殺したのは自分であるとわざわざ煽った事ですね。
それによって、マスタングを完全に怒らせてしまい追い込まれることになったと言えます。
次に、わざわざ体を大きくして的をデカくしてしまったことも挙げられます。最大火力で目を焼かれて悶絶するシーンが作中では描かれています。
最期に、エンヴィー自身が人間を甘く見ていたことが原因で、心まで完全に打ち負かされてしまい消えていきました。
ロイマスタングと真理の扉
作中において重大な意味を持つ真理の扉ですが、実はロイマスタングも真理の扉を開けています。
それは、最終章においてロイマスタングが人柱になる時に起こりました。
プライドがロイマスタングの体を無理やり操り、人体錬成をした結果、視力を奪われることになったのです。
ちなみに最終的に視力は戻ったのかと言えば、賢者の石とドクターマルコの手によって戻すことが出来ました。
作中において最後はどういった形で終わるのか?
鋼の錬金術師において、ロイマスタングは十分すぎるほどに活躍し、主人公陣営に多大なる貢献をしたと言えます。
作中の最後にはどういった結末を迎えるのでしょうか。
完全なネタバレはあまりよくありませんが、かいつまんで言えば
キングブラッドレイが残したトップの椅子に座ることは、問題を全て片付けてからだ、と考え、まずはイシュバールに起きている問題を全て片付けることに尽力しているようです。
ちなみにトップに立ったのは、計算高いおじいちゃん将軍でした。
最終的には似合わないひげを蓄えながらも野心家らしく着実に前進していく姿が映し出されており、そういった意味ではハガレンの第二の主人公と言えるキャラクターだったのではないかと言えますね。
まとめ:炎の錬金術師、ロイマスタング大佐
- 野心家
- 雨の日は無能になる
- ホムンクルスキラー
- 仲間思い
- イシュバールの英雄
ということで、ロイマスタングについて振り返ってみました。
鋼の錬金術師の中でも随一の真っ直ぐさを持っており、素直にカッコいいと思わされるキャラクターです。
能力も長所と欠点が非常に分かりやすくそこもまた魅力なのかなと思われます。
ということで、今回の記事は以上となります。ご清聴ありがとうございました。
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